浦和レッズは24日、さいたま市内で練習を公開し、DFアレクサンダー・ショルツ(29)がオンライン取材に応じた。

昨季から所属するショルツは19日の第5節磐田戦(埼玉)でPKを決めて、Jリーグ初得点をマークした。「今回はものすごく気分良く蹴れた。責任もあるが、自分にフィットする感覚がある」と大満足だ。

アイスランドやベルギーを渡り歩いてきた助っ人は「ナンバーワンキッカーというより、セカンド、サードという立ち位置」と控えめながらも、PK連続成功記録を継続中だという。

「常に機会があるときはPKを蹴ってきました。11、12本連続で決めてきています」。ここぞの勝負強さと正確なキックは、来月から始まるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でもチームを助ける武器になりそうだ。

現在、浦和はリーグ6位。約2週間の中断期間を終えると、ACLも戦うハードスケジュールが待っている。まずは、2日にアウェーで札幌と対戦。「アウェーで勝ち点を1つも取れていない流れを変えるチャンス。飛行機、バス、ホテルという制限はあると思うが、札幌という土地が初めてなので楽しみにしています」。どっしり構えたPK職人が、蹴って守って、4月もフル回転する。

【磯綾乃】