5位セレッソ大阪が0-1で4位柏レイソルに惜敗し、今季初の連勝とホーム初勝利はならなかった。前節に首位川崎Fを破ったC大阪は猛攻を仕掛けたものの、前半25分に柏FW細谷真大(20)にゴールを奪われ、その1点が遠かった。柏は今季2度目の2連勝で勝ち点16に伸ばし、暫定首位に立った。今節残り8試合は6日に行われる。

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C大阪は前節に川崎Fに大勝し、王者のホーム連続無敗を25試合で止め、J1記録更新を許さなかった。柏戦は「勝つことで優勝争いにかかわっていける重要な試合」(小菊監督)と位置付けていた。だが、今季初の連勝とホーム初勝利はならなかった。

前半25分だった。C大阪が相手ペナルティーエリア内に攻め込んだが、逆に柏にボールを奪われ、約10秒の高速カウンターで柏FW細谷に先制点を許した。古巣柏に対し、DF山中は前日に「前にスピード、能力のある選手がたくさんいる」と警戒していた。

1点を追うC大阪は後半19分、FWパトリッキの左クロスに17歳の高校生プロFW北野がゴール前で合わせようとしたものの、寸前にカットされた。互いに前線から強度の強いプレスでぶつかり合った一戦。一瞬のスキをついた堅守柏が1枚上だった。