セレッソ大阪が前半の失点危機を乗り越え、後半の2得点で浦和レッズに快勝した。

これで今季初の2連勝とし、ホームは3連勝になった。J1通算では299勝目を挙げ、5位に浮上した小菊昭雄監督(46)との一問一答は次の通り。

-試合を総括して

小菊監督 前半は非常に厳しい時間帯も続いたが、後半は少し守備の重心を前に、矢印を前にして、攻撃のビルドアップの立ち位置も全員で共有した。選手は素晴らしい内容で先制、追加点を挙げ、理想的な試合運びができた。こういう勝ち方ができるチームはどんどん強く、たくましく成長していくと思う。

-浦和の右、C大阪の左サイドが1つのポイントになった

小菊監督 浦和のスカウティングをして(相手の)立ち位置への対策も準備してきた。ただ、立ち位置のところでうまく取られて、なかなかボールにジャンプできない、アプローチできない場面が続いた。ジェアン(・パトリッキ)がベンチとは逆サイドということもあり、コミュニケーションの問題もあった。ハーフタイムで少し、映像も使いながら修正した。

-なかなか勝てなかった本拠ヨドコウで3連勝ができた

小菊監督 (5月6日、今季ホーム初勝利となった)磐田戦で勝てたことが大きかった。もちろん、私も選手もホームで勝ちたい思いでキャンプから取り組んできたが、なかなか結果が出ないことで少し力んでいたのかもしれない。その中で1つ勝てたことが大きかった。これからもホームでの連勝を伸ばしていきたい。

-この結果で上位との差が詰まった

小菊監督 試合前に選手に伝えたのは「今日勝てば上位争いに加われる」と。そして試合後には「次の湘南戦に勝てば、優勝争いに加わっていける」という話を全員で共有した。1つ1つ、しっかり準備して、これから上位争い、優勝争いしていけるチームに全員で成長していきたい。