J1京都サンガの曹貴裁(チョウ・キジェ)監督(53)が、愛弟子の活躍を心待ちにした。14日、次節鹿島戦(14日、アウェー)に向けて、京都・城陽市内で練習を公開。湘南を率いた当時の教え子のMF遠藤航(29=シュツットガルト)が日本代表で不動の存在になったことを問われると「1つ、1つコツコツと積み重ねてきたからこそ、あそこまで成長できた」と明かした。

遠藤のプロ1年目はコーチとして、2年目からは監督として指導した。当時まだ10代。16年に浦和に移るまで、2種登録時代を含めれば6シーズンともに過ごした。同監督は「プロになりたい、海外に行きたいという大きな目標があっても日々、目の前のことをおろそかにしなかった。『ミスを恐れずにチャレンジする』とはよく言うことだけど、ミスを安易に繰り返さない姿勢がありました」と振り返った。

現在、曹監督が率いる京都にもMF川崎颯太(20)ら楽しみな若手がいる。

「トライ&エラーで何を得るのか。それがすごく大事」

11月にはW杯が開幕。代表戦を見るのが「すごい楽しみですよ」としながらも「でも(遠藤は)俺だけが育てたんじゃないけどね」と謙遜した。

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