鹿島アントラーズのレネ・バイラー監督(48)が20日、22日の天皇杯・大宮アルディージャ戦を前にオンライン取材に応じ、J2との対戦の難しさを強調した。

大宮は現在、昨季鹿島を指揮した相馬直樹監督が就任。J1を相手に波乱を起こす高いモチベーションで臨んでくることが予想される。バイラー監督は、天皇杯は一発勝負のトーナメント形式であることを挙げ「勝つことが大事になる。相手は自陣を守ることを徹底してくるだろう。簡単な試合にはならない」と警戒した。

J2と言えども相手もプロ。ルヴァン杯で大分トリニータと戦い、J2と対戦経験を持つバイラー監督は「明らかに大きな差があるかというとそうでもない」と油断はない。18日の京都戦から中3日の戦いで、メンバー選考に関しては「まだはっきり結論は出していない」と前置きした上で「継続して出ている選手、少ないプレー時間の選手のミックスで戦おうかと思っている」と明かした。

下位カテゴリーとの対戦について「選手にとって上のカテゴリーとの対戦は見られる目も多い。そこにマーケットを広げる価値もある」と相手選手が自身の価値を高めるモチベーションがあることを挙げ「自分たちもモチベーション高くやらないといけない。彼らもプロで、大きな違いはない。そこを徹底してやっていかなくては」と話した。