2位いわきFCが8試合ぶりの黒星を喫し、首位浮上を逃した。アウェーで4位松本山雅FCに1-2で逆転負けし今季2敗目。前半39分、MF岩渕弘人(24)のラストパスを受けたDF日高大(27)が先制ゴールを決めた。ペナルティーエリア外から迷わずに左足を振り抜き、強烈なシュートを突き刺した。しかし、同ロスタイム、後半7分に被弾。村主博正監督(45)は松本で昨季までの2シーズンをコーチとして過ごしており、古巣戦は無念の結果となった。

同点ゴールは生まれなかった。1-2の後半12分、一気に3枚替えをして反撃へ向けてかじを切った。さらに同23分には相手選手が退場。数的優位となったが、好機を作れず、終盤のパワープレーも実らずに試合終了を迎えた。敗戦の中でも今月、J2新潟から育成型期限付き移籍で加わったDF遠藤凌(23)がセンターバックで初出場初先発する明るい話題もあった。

いわきは勝ち点28から上積みができず、得失点差で2位をキープも、3位松本、4位富山に勝ち点で並ばれた。次戦は7月2日にホームで宮崎と対戦する。目標のJ2昇格に向けて夏場の戦いを乗り切ってみせる。