J2アルビレックス新潟の大卒ルーキー、MFシマブク・カズヨシ(22)が、今季リーグ戦初先発へ意欲を見せる。

アウェー連戦となる7月2日の群馬戦に向け、クラブハウスのある聖籠町で調整を進めている。前節26日のアウェー横浜FC戦(0-2)は後半40分から途中出場も、不発。チームも16戦ぶりの無得点に終わった。「守備を固められたときに、どうゴールをこじ開けるか。練習からシビアなところを突き、群馬戦スタメン(出場)へアピールしたい」と力を込める。

プロ1年目の今季は天皇杯の2回戦・熊本戦(1日)で先発出場。リーグ戦は途中出場での3試合にとどまっているが、その中で1得点1アシストを挙げ、ここ2試合は試合終盤からピッチに立つ。武器はドリブルとラストパス。「積極的に仕掛けて決定機に多く関わりたい。もっと精度を上げ、プレータイムを伸ばしたい」と語気を強める。

チームは前節で敗れた横浜FCに首位の座を明け渡し、2位に後退したが、勝ち点差はわずかに1。「昇格のためには連敗しないことが大切。厳しい(アウェー)連戦になると思うが、ピッチの上で勝利に貢献できるよう準備したい」と話した。