セレッソ大阪の森島寛晃社長(50)と、DF西尾隆矢(21)FW北野颯太(17)の2選手が8日、大阪市を代表する観光スポット「道頓堀川」への飛び込み禁止を呼びかけるキャンペーンに参加した。

「大阪活性化事業実行委員会」(千田忠司代表理事)の活動に、大阪市をホームタウンとするC大阪が協力したもの。過去には一大イベントがあった際、若者らが道頓堀川へ飛び込み、救急車で搬送される事例が多かったため、今回の活動が実施されたという。

24年パリ五輪代表を狙う西尾は「僕のなじみのある所で、治安向上に役立てるのはうれしい。僕らが優勝した際は飛び込まずに、パレードなどで(サポーターらと)触れ合いたい」といい、高校生プロの北野は「少しでも力になれれば。こういう機会をいただき、感謝しています」と、真剣な表情で話した。

道頓堀川のフェンスには、飛び込み禁止のメッセージが入った横断幕を掲示。西尾らC大阪の主力選手の顔写真とともに「優勝しても飛び込まんといてや~」の言葉が添えられた。

C大阪は現在、J1リーグで5位につけ、悲願の初優勝を狙える位置にいる。ルヴァン杯、天皇杯も勝ち上がっており、タイトル獲得へ意欲満々。森島社長は「こういう啓発活動は、チームとしても一緒にやっていきたい」と意欲的だった。