J1のFC東京MF平川怜(22)が10日、J2熊本に完全移籍で加入することになった。両クラブが発表した。

平川は17年11月、FC東京ユース所属時代の高校2年生でプロ契約し、1歳下の久保建英と一緒に記者会見したほどの逸材。世代別代表でも、15年U-15日本代表、16年U-16日本代表、17年U-17日本代表(U-17ワールドカップインド大会出場)、18年U-18日本代表、U-19日本代表、19年U-20日本代表と実績を重ねた。

ただ選手層の厚いFC東京では出場機会に恵まれず、J1でのリーグ戦出場は6試合のみ。当時J2の鹿児島ユナイテッドFCや松本山雅FCでもプレーした。

平川はFC東京の公式サイトで「FC東京U-15むさし、FC東京U-18、そしてトップチームで約10年間、本当にお世話になりました。アカデミー時代から関わってくださったスタッフのみなさん、そして応援してくださったファン・サポーターの方々に味の素スタジアムのピッチで躍動する姿を見せる事ができず、とても残念で、悔しい気持ちです。

このクラブを離れることは自分のサッカー人生で一番大きな決断でした。ただ、自分自身も変化しなければいけない時だと思い、覚悟を決めてチャレンジしようと思いました。

ここで味わったさまざまな思いや経験を、次のステージで全てぶつけ、一回りも二回りも選手として成長できるように頑張ります」などとコメントした。