J1アビスパ福岡は、リーグ屈指の堅守が崩壊し、今季初の3連敗を喫した。
前半22分にFW山岸祐也(28)のチーム最トップとなる今季7得点目で1-1とした。だが、勝ち越されて迎えた後半19分、川崎FのFWマルシーニョにハットトリックを達成された。ダメ押しのPKを決められるなどで今季最多の4失点で大敗した。これで先制された試合は10戦10敗となった。
長谷部茂利監督(51)が「分析も含めて分かっていたが、それでも止めることができなかった」という猛攻を浴びて、声出し応援のホーム試合で撃沈だ。
5バックも機能せず「守備のとこは、もっと構築しないといけない」と反省した。PK献上のDFドグラス・グローリ(32)の退場処分など、最後まで攻守に空回りした。
福岡は、7月下旬からチーム内の新型コロナウイルス集団感染の影響で、陽性者が累計で30人を数える異常事態が続いた。8月6日のリーグ・ガンバ大阪戦は開催下限人数の13人がそろわず中止になった。
それでも、8月3、10日のルヴァン杯準々決勝は、コロナ禍で人数が足りない中で奮戦して、クラブ初の準決勝に進んだ。
だが、8月14日鹿島アントラーズ戦は0-2で完敗。この日もコンディション面で万全とは言いきれず、指揮官は「多くの選手、スタッフがコロナに感染して、そこから復帰して簡単に100パーセントに戻らない」と険しかった。
順位は13位のままだが、J2降格圏内の16位ヴィッセル神戸まで勝ち点3差の大混戦。9戦を残して、残留争いに巻き込まれつつある。【菊川光一】



