J2モンテディオ山形(リーグ6位)は6日、J1参入プレーオフ(PO)2回戦でロアッソ熊本(同4位)とアウェーで対戦する。上位チームは引き分けでも突破できるアドバンテージがあり、山形が13日に行われるJ1の16位クラブ(5日に決定)とのPO決定戦に進出するためには勝利が必須。4日にオンライン記者会見が行われ、ピーター・クラモフスキー監督(44)、FWディサロ燦シルヴァーノ(26)が参加した。

山形はまさに上り調子だ。直近の公式戦は6戦無敗で、ここ3試合はいずれも3-0で勝利している。熊本戦の通算成績は8勝4分け5敗。アウェーに限ると4勝3分け1敗だ。PO2回戦は引き分けが許されないものの、アウェー熊本戦で今季初勝利を3-0で飾るなど相性は決して悪くない。決戦を控えてクラモフスキー監督は「今、自分たちはいい流れで来られている」と手応えを示し、「非常にエキサイティングなゲームになると思う」と予告した。

ボールをつなぐプレースタイルを特長にする似たもの同士の対戦となる。「両チームとも流れをつかむ時間帯が来ると思う。どちらかが100%支配することはないと思う」。主導権を握っている時間帯に、先制点、追加点と一気にたたみかけられるかが勝敗を左右しそうだ。その上で「自分たちの戦い方、決まりごとをやりきることができればどんなチームでも倒せる」と自信に満ちあふれている。

絶好調男にも注目だ。ディサロは得点試合で6勝1分けと不敗神話を誇り、ここ6戦で5ゴール。相手に負けたくない部分を「勝利への執念だけ」と言い、「熊本さんも、うちも本当に出来上がったサッカーだと思うので、お互いのいいところを出し合って最高のゲームにできたら」と意気込んだ。