「2代目バットマン」として、カタールの地に舞い降りるかもしれない!? 川崎Fの日本代表DF谷口彰悟(31)が6日、鼻骨骨折を明かした。

前日5日のリーグ最終節・東京戦で、DFジェジエウの腕が鼻を直撃。試合後の検査で骨折が判明し「多少、呼吸しづらいとかはある」。時折、鼻血も出るというが「『やれ』と言われればできる」とJ屈指のイケメンは、うなずいた。

フェースガードの着用については「そういうこともあるかもしれない」と想定。発注はまだと言うが「早いことに越したことはない」。W杯でのフェースガードといえば、02年日韓大会でDF宮本恒靖が着用。「バットマン」として日本中の注目を集めた。ポジション、端正な顔立ちと谷口との共通項は多いが、「宮本さんは相当かっこ良かったですけど」と笑った。

この日は、川崎市内で日本代表選手壮行会に出席。ともに参加したDF山根視来(28)からは「ちょっとは男前になったんじゃないですか?」と愛のあるイジり。谷口は「元々ね」と返して、会場の笑いを誘った。ダークヒーローではなく、日本を守るヒーローとして、谷口が新たなバットマンに変身するかもしれない。【栗田尚樹】

○…DF山根は、カタールで“怪物”のようになる。日本代表選手壮行会で、子どもたちから「小さい頃に好きだった選手」を聞かれ、元ブラジル代表FWロナウドを挙げた。司会者から「攻撃的な選手ですね」と突っ込まれると「じゃないと、あれだけ上がらないです」と持ち味のオーバーラップを自虐気味に笑った。

◆バットマン 02年W杯日韓大会で、当時の日本代表DF宮本恒靖が、鼻骨骨折を守るために黒いフェースガードを着用。その姿が映画「バットマン」をほうふつさせることから、国内だけでなく、海外マスコミでも話題となり「バットマン」と呼ばれた。プロ野球界でも阪神、ロッテで活躍した鳥谷が、鼻骨骨折を負った際に黒のフェースガードを着用。バットマンと呼ばれた。