全国高校サッカー選手権(12月28日開幕)の組み合わせ抽選会が21日、都内で行われた。新型コロナウイルスの感染対策のため、オンラインによる抽選となった。

前回大会で「トルメンタ」など独特なセットプレーで話題となり、3位になった高川学園(山口)は、優勝経験を持つ富山第一(富山)と対戦する。

高川学園の山本陽(はる)主将は、富山第一との対戦に「優勝経験を持つ、強くて速くてうまい印象」と話し「走って競って泥くさく頑張れる部分を見せたい」と話した。チームの特長については「セットプレーもそうですが、自分たちは去年と違って力がないチームだと言われている。自分たちは泥くさく頑張るサッカーで日本一を目指したい」とし「先輩方(の3位)を超えられるよう、1戦1戦、泥くさく頑張りたい」と先輩超えを誓った。

富山第一の辰島尚悟主将は「(相手は)ベスト4の強豪校。セットプレーだけでなく個の能力が高い。自分たちは、新しい攻撃的なサッカーと粘り強い守備で優勝を目指したい。昨年の選手権、夏の総体と初戦で敗退しているので、今大会は結果を残して日本一の結果で恩返しして感動を与えたい」と話した。