第101回全国高校サッカー選手権(12月28日開幕、東京・国立競技場ほか)の組み合わせ抽選会が21日、都内で行われ、各代表校はオンラインで参加した。前回大会王者で26年連続28度目出場の青森山田は、初戦(2回戦)で広島皆実と対戦する。優勝経験のある同校とは2大会前の選手権初戦でも戦い、2-0で勝利している。来季からJ2のFC町田ゼルビアの指揮官に就任する黒田剛前監督は、総監督として今大会に臨み、正木昌宣新監督が全国選手権で初采配を振るう。

青森山田は正木新監督のもとで2000、01年度の国見(長崎)以来となる2連覇に挑む。多久島良紀主将(3年)は「前回大会では優勝しましたが、チャレンジャー精神を忘れず、1戦1戦、目の前の試合を全力で戦い、連覇という大きな目標を達成できるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。

18年度から4大会連続で決勝進出(優勝2度、準優勝2度)を果たしており、今大会は第1シードで臨む。初戦で08年度優勝校の広島皆実との対戦が決まった。多久島は「いよいよ始まるなという身の引き締まる思いです」。日本一まで5勝。「一致団結して優勝を目指します」。正木新監督とともに青森山田の強さを示し、ベンチ入りするのが最後となる黒田総監督を胴上げして送り出す。