浜松開誠館(静岡)FW山口莉生(3年)は、自身初の全国大会でヒーローの座を狙う。静岡県選手権では、全4試合中3試合に途中出場。1得点に終わった悔しさが胸に残る。「FWである以上、得点やアシストで1試合1点には絡みたい」と力を込めた。
有言実行のにおいが漂う。県選手権後のプリンスリーグ(L)東海で3試合連続得点。青嶋文明監督(54)も「重要なピースになってきた」と高評価する点取り屋は、9日のプレミアLプレーオフ1回戦・札幌大谷戦(2○1)でも決勝点を決めた。大舞台を今月末に控え、公式戦4戦連発と勢いが止まらない。
主に途中出場から結果を残す。最大の魅力は、50メートル6秒0の足。ワールドカップでは同じスピードを武器とする日本代表FW浅野拓磨(28)が、ドイツを砕いた。開誠館も、初戦の相手はプレミアL所属の格上・大津(熊本)。「浅野選手は、何度も裏を狙い続けて決勝点を取ったと思う。自分も相手の背後を狙い続けたい」とイメージを膨らませる。
大会本番でも出場のタイミングは流動的だが「目標は全国優勝。出るだけで満足せず、気を引き締めてやっていきたい」とキッパリ。愛知県豊川市の自宅を早朝5時に出発し、通い続けた3年間の集大成。成長を示す。【前田和哉】
◆山口莉生(やまぐち・りく)2004年(平16)7月23日、愛知県生まれ。幼稚園年長でサッカーを始め、小4から中3までラランジャ豊川。家族は両親と妹、弟。173センチ、63キロ。左利き。血液型B。



