3大会ぶり6度目出場の日大藤沢(神奈川)が、神村学園(鹿児島)にPK戦で敗れ、26年度の4強以来となる8大会ぶり8強を逃した。身長198センチのFW森重陽介(3年)は1回戦の西原(沖縄)戦の2ゴール以来、2試合ぶりとなる今大会3ゴール目をマークした。

前半は一進一退で互角。0-0で折り返し、試合を動かしたのは森重だった。後半11分、左コーナーから供給されたハイボールを、打点の高いヘディングシュートで先制。直後に2回戦の米子北(島根)戦で途中出場ながら1ゴールのFW有竹翔吾(3年)が投入され、森重はセンターバックの位置に入った。

だが同15分、神村学園DF大川翔(3年)に同点ゴールを許し、以降は攻め込まれる時間帯が続いたが、GK岡本亜鶴(3年)が好セーブで死守。同ロスタイムは右コーナーキックで森重が前線に上がり、勝ち越しを目指したが得点できず、PK戦に突入した。

PK戦は後攻の日大藤沢の1人目が失敗。神村学園が5人連続成功で勝敗は決した。日大藤沢は前回出場した19年度の3回戦で仙台育英(宮城)戦に続き、出場2大会連続でPK戦での敗退が決まった。

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