前回大会で4強入りした高川学園(山口)は東山(京都)に敗れ、16強で姿を消した。

試合開始直後の前半1分に先制を許すと、東山にペースを握られた。シュートは0本、CKも0本とチャンスのきっかけをつくれなかった。

後半6分に追加点を許し、迎えた後半21分のフリーキックでは、手をつないでグルグル回る戦術「トルメンタ(スペイン語で嵐、旋風)」を発動。ゴールに向かって正面で、DF藤井蒼斗(2年)、中島颯太(3年)、FW山本吟侍(2年)がボールの前で円になりグルグルと回った。藤井、中島が蹴ると見せかけて順番に走り去ると、最後に山本が低い弾道のシュート。惜しくもゴールの左にそれた。

前回大会で話題を集め、3位躍進の鍵となった戦術「トルメンタ」。ニアサイドで作る「ニアメンタ」など、今大会も新たな戦術を作り出して挑んでいた。そこから得点を生み出すことはできなかったが、全国の戦いで今年も見せ場をつくった。

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