ヴィッセル神戸の吉田孝行監督(45)が3日、オンライン取材に応じ、今季の目標について「やるからにはタイトルを目指す。昨年は残留争いをし、メンバーもレギュラークラス(小林祐、小林友、郷家、小田、槙野、飯倉ら)が抜けてどうなんだという声があると思うが、やるからには自分たちはタイトルを目標にやっていきたい」と、19年度天皇杯に続くタイトル獲得を掲げた。

4日にはJ3松本山雅FCと本拠地ノエスタでプレシーズンマッチを行う。昨季は13位に低迷した神戸にとって、18日の開幕アビスパ福岡戦(ノエスタ)への試金石となる。退場処分を受ければ開幕戦は出場停止となり、集中力が必要なプレマッチになる。

システムは4-2-3-1がメインだったが、従来の選手のポジションを含め、あくまで選手の特長を生かすことを優先とした上で、吉田監督は「変える可能性もあるし、やったことがないことにトライしたい」と説明。松本戦ではシーズンに向けた新たな挑戦も行う。

5月に39歳を迎えるMFイニエスタ、同じく33歳となるFW大迫らベテランが多いチーム構成だけに、新戦力の台頭も必要だ。指揮官は「まだ(故障などの影響で)見られていない選手もいる」とし、新たな人材発掘も目指す。