C大阪に復帰した元日本代表MF香川真司(33)が5日、都内で会見に臨んだ。

ベルギー1部シントトロイデンを退団し、21歳だった10年6月以来、12年半ぶりのJリーグ及び古巣復帰。背番号は09、10年にもつけていたクラブのエース番号「8」に決まった。

ドルトムントやマンチェスターUで優勝を経験し、欧州の6カ国6クラブでプレー。「22年W杯までは欧州でやると決めていて、このタイミングがベストだと思った」。W杯3大会連続出場の夢がついえ、復帰を要請し続けてくれた古巣の熱意に応えた。

高校時代に自身をスカウトしてくれた小菊監督が現在は指揮を執り、今季こそタイトルを狙う。古巣の定位置争いは激しく、特別扱いされないのは承知の上だ。3月に34歳を迎えるベテランは「僕が18歳であろうが、今は33歳だが、横一列、競争は競争。年齢は関係ない。プレーで目立って評価されたい。もっと成長したい」と意気込む。

独特の暑さがある日本の夏に「不安はある」と話すものの、ひげをたくわえた表情は精悍(せいかん)そのもので、体調は悪くはない。7日から練習に合流し、18日の開幕新潟戦(ヨドコウ)の出場を目指す。【横田和幸】

◆C大阪の背番号8 クラブを代表するエース番号として、最もリスペクトされる。Jリーグで背番号が固定化された97年以降、MF森島(現社長)が08年までつけて引退。09、10年と香川がつけて、10年に海外に挑戦。その後は12年にMF清武、13、14年、16~20年にFW柿谷(現J2徳島)、22年にMF乾(現J2清水)がつけて途中退団。適任者がおらず、たびたび空き番号になっていた。

【C大阪】香川真司「18歳であろうが33歳だろうが横一列、競争は競争」/入団会見一問一答>>