モンテディオ山形初の開幕3連勝はならなかった。ジュビロ磐田に1-2で惜敗し、今季初黒星。1点を追う後半29分、DF野田裕喜(25)が途中出場のMF小西雄大(24)のアシストからヘディングで同点弾を決めたが、その5分後に勝ち越された。短いプレー時間で小西が存在感を示し、敗戦の中で光明もあった。

山形の開幕連勝が「2」でストップした。1-2の後半ロスタイム。小西の左足で狙いすましたFKは、起死回生の同点弾かと思いきや、無情にもゴールポストをたたいた。ボールの出どころを隠すため、相手の壁の前に味方2人をしゃがませてポジショニングを細かく指示。「蹴る前からいいイメージはできていた」が、ゴールネットを揺らせず。「最後のところで決めきれなかったのは、まだまだ自分の実力不足」と悔しがった。

前半の山形はボールをつなぐことはできても、ゴール前に運べない苦しい展開。サイド攻撃や裏へ抜けだす回数が少なく、シュートなしに終わった。一方で同38分、磐田にPKで先制された。小西は1点を追う後半14分にMFチアゴ・アウベス(26)、MF河合秀人(29)との3枚代えで途中出場。同29分には正確なFKから野田の一時同点となる得点をアシストした。

今季2試合目の出場となった小西は、キャンプ期間や練習試合でも「状態は結構良かった」という。それでも、スタメンを勝ち取れず、「目に見える結果を出している中で、なかなか(先発に)選ばれないという葛藤が正直あって、少ない時間で、その悔しい気持ちをどういう形でも表現しよう」と存在感を示した。

同点から5分後に勝ち越しゴールを奪われた。相手GKにクロスをキャッチされると、スローから細かいパスがつながり、1度もボールを奪えずにフィニッシュまで持ち込まれた。野田は「イエロー(カード)を覚悟し、ファウルで止めることが大事になる場面もある。そこを反省して次の試合を迎えたい」と話した。

初黒星を喫したが、小西が躍動するなどプラス材料もあった。次戦12日は開幕アウェー4連戦の最終戦となり、群馬と対戦する。ここまで2勝1敗。連敗をせずに敵地で勝ち点を積み上げられるか、山形の真価が問われる。【山田愛斗】