セレッソ大阪は12日、大阪市内で公開練習を行い、けがで公式戦2試合欠場中のDF毎熊晟矢(25)が合流した。フルメニューはこなさなかったものの、15日のアウェーFC東京戦へ復帰の道筋が立った。

筋肉系のけがだったという毎熊は「ちょっと違和感があって練習を外れて、検査にも行った。(診断は)軽いけがでしたね。今は違和感もほぼなく、確認しながらやっている」と説明。

小菊昭雄監督(47)も「明日(13日)にリバウンドがなければ十分、間に合うと思う」と見通しを語った。

毎熊が欠場したのは5日のルヴァン杯京都戦、9日のリーグ札幌戦。それまで公式戦8試合1得点と、全試合に出場してきた大黒柱を欠き、チームはいずれも敗れた。

DF登録ながら4-3-3の主に右FWを担い、毎熊が前線からかけるプレスは強烈で、C大阪の強さの象徴になっていた。

「僕は次の試合しか見ていない。東京は手ごわいチームで、昨年もアウェーで大敗(22年10月、0-4)しているので、借りを返すという意味でも大事な試合になる。自分は出る準備はしておきたい」

東京とのリーグ戦では19年5月の勝利を最後に、7試合未勝利(2分け5敗)が続く。今年3月8日のルヴァン杯では1-0で勝っているものの、相手は若手中心だった。2勝2分け3敗の12位に停滞するC大阪にとっては、愛称マイクの復帰で再加速したい。