首位を走るヴィッセル神戸は22日、本拠地ノエスタで昨季王者で現在5位の横浜F・マリノスを迎え撃つ。

21日の練習後、オンラインで取材対応した吉田孝行監督(46)は「横浜は越えなければいけない壁。ここからの数試合は非常に大事になってくる。1試合で順位が入れ替わってくる。勝って自信をつけていきたい」と、悲願のリーグ制覇へ打倒王者を誓った。

横浜とのリーグ戦は、通算9勝12分け27敗と大きく負け越す。しかもホームでは11年8月13日に2-0で勝って以来、10試合未勝利(3分け7敗)。当時の先発FWには吉田監督、大久保嘉人がいた時代で、あれから約12年がたつ。

ただ、中立地の埼玉で行われた昨年8月のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)では3-2と競り勝っており、吉田監督は「苦手意識もないし、むしろ昨年のACLのいい印象がある」と話した。

今季の神戸は前線からの連動した守備と攻撃がかみ合い、ここまで6勝1分け1敗。8試合で失点3は名古屋と並んでトップ。総得点17も最多の数字だ。最近4試合を3勝1分け、特に前節鹿島戦はアウェーで5-1と会心の勝利を飾り、残留争いをした昨季とは別のチームに変身している。

19日のルヴァン杯は1-2で広島に敗れ、早々と1次リーグ敗退を喫した。ただ、クラブとして同杯を若手育成の場として選手を大胆に使い分けており、逆にMF山口や、ここまでリーグ最多5得点のFW大迫らベテランに休養を与え、より実力を発揮しやすい環境にしている。

「昨年の王者に、自分たちが今、どれだけできるか分かる試合にもなる」と吉田監督。今後は勝ち点2差の2位名古屋、3位広島との直接対戦も控えており、まずは横浜に勝って、勢いをさらに加速させたい。