J2のジェフユナイテッド市原・千葉は26日、「オシム元監督ご家族の来日とモニュメント除幕式の日程について」との発表をクラブ公式サイトなどで行った。

昨年5月に亡くなった元監督で日本代表監督も務めたイビチャ・オシムさんへ、クラブは「逝去されたオシム元監督の功績を称えるとともに、その記憶を将来の世代へ紡いでいくため、千葉市と共同でオシム元監督の記念モニュメントを蘇我スポーツ公園内に設置いたします。設置にあたり、式典が開かれることとなり、オシム元監督のご家族が来日されることが決まりましたため、ご家族とともに記念モニュメントの除幕式を行うことといたしました」と発表した。

日程は当初の発表から、家族の来日に合わせ、6月24日の実施が決まった。これをあらためて発表した。

6月24日の午後3時15分からで、「内容については、後日あらためてお知らせいたします」となっている。

場所は蘇我スポーツ公園入り口付近で、出席者は、アシマ・オシムさん(オシム元監督夫人)、アマル・オシムさん(06~07年ジェフユナイテッド市原・千葉監督)ら。教え子のOB、佐藤勇人さんも参加する。

 

アシマ夫人のコメントも掲載されている。

 

「日本の皆さんこんにちは。

早いものでIvanが逝去してからもう一年が経ちました。その間にも、大勢の日本の友人から連絡をいただき、実際にサラエボまで訪問してくれた方々もたくさんいます。

Ivanのお墓にはジェフや日本代表のタオルなどが掲げられ、Ivanが愛した日本で今も愛されていることに私たち家族は深く感謝しています。

そしてこの度、日本の大勢の皆様のおかげでモニュメントが建つと聞いて嬉しく思います。

1964年の東京オリンピックで日本を訪れて以来、Ivanは日本という国を常にリスペクトしていました。

そして、縁あってジェフや日本代表の監督として仕事ができました。

24時間サッカーのことばかり考えていたIvanが、そんな国で銅像になって彼の愛したジェフのスタジアムのすぐ横で試合を見続けるというのはとても彼らしいですね。

ジェフの皆さん、油断するとIvanに怒られますよ、彼に『Bravo』って言わせてあげてください。

除幕式には私とアマルが参加する予定です。

懐かしいみなさんに会えるのを楽しみにしています」