アルビレックス新潟のMF島田譲(32)が26日のアウェー鹿島アントラーズ戦に向け、聖籠町で調整を進めている。

前節18日のアビスパ福岡戦は90分フル出場で3試合ぶり勝利(1-0)に貢献。前半19分にはボランチの位置から左サイドの深い位置に進入し、低弾道クロスを右MF長谷川巧(24)に送り、相手のオウンゴールを誘発した。正確な左足キックを全方向にちりばめるセンスを武器に、思い入れのあるカシマサッカースタジアムでも新潟のパスサッカーをコントロールする。

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レフティーボランチが輝きを放つ。今季リーグ戦初の2連勝が懸かる26日の鹿島戦に向け、チームはオフ明けの22日から練習を再開。新潟県は気温35度を超える猛暑日が続くが、その中でも島田は鬼気迫る表情でピッチを動き回り、ボールを受ければ味方が一番欲しいタイミングで正確なパスを通す。積極的なプレーで若手ら周囲にも好影響を与え続ける“熱男”はしたたる汗を拭いながら「体が暑さに慣れてきた。コンディションはいい状態」と充実した表情を見せる。

広角にパスを走らせてゲームメークする役割を担うが、動きを止めずにバイタルエリアへの進入も繰り返す。12日湘南ベルマーレ戦(2-2)では2点追う後半30分にMF高木の得点をアシスト。18日福岡戦では左クロスで決勝点を生み出した。どちらも「持ち場」を離れて得点機に関わった。「高い位置で仲間と絡みながらスペースを取ることは好きなプレー。ゴールにつながって良かった」と振り返る。

鹿島のアカデミーで育ち、ホーム戦では毎週のようにボールボーイとしてピッチ脇から選手を目で追った。お気に入りはベンチ脇の席だった。「ピッチ全体が見やすいし、監督の指示も聞けた」。鹿島とは今季、ルヴァンカップを合わせて公式戦1勝2敗と負け越す。勝ち星をイーブンにするためにも「個人的に思い入れのあるチーム。楽しみだし、リーグ戦で勝ちたい。いい準備を進める」と臨戦態勢を整える。【小林忠】