日本サッカー協会(JFA)は10日、都内で、第19回日本サッカー殿堂掲額式典を行い、日刊スポーツ評論家のセルジオ越後氏が表彰された。

辛口コメントで知られるセルジオ氏は「強化ではなく、普及行事のお手伝いを評価してもらえた。誇りに思う」と笑顔を見せた。

今朝、日本がドイツに4-1で快勝したことを受けて、「神様がぼくのことをかわいがってくれているなと。あれだけ快勝してくれたら、記念の表彰される日に何も文句言えませんね(笑い)。選手があれくらいがんばってくれたことで、お祝いの席で絶対辛口を言わせないという気持ちあったんじゃないかな。選手に感謝しています」と笑わせた。

殿堂表彰について「狙ってもらえるものじゃないですね、狙ってもらえたらもう少し早くもらえた」とジョーク。「いろんな人に支えられて評価された。日本に来て51年、こんなうれしいことはない。ブラジル国籍ですけど、両親の国で表彰された。親孝行したなと思う。大変うれしい」と喜んだ。

おなじみの辛口コメントにはまだまだ意欲的だった。「電池ってプラスだけではダメ。マイナスだけではダメ。ぼくはマイナスをやっている。みなさんにプラスをやってもらって、強い電気を発生させましょう」と呼びかけていた。