全国高校サッカー選手権(12月28日開幕)の組み合わせ抽選会が20日、東京・日本テレビを拠点にオンラインで行われた。

今夏の高校総体(インターハイ)王者の明秀日立(茨城)は、1回戦で徳島市立と対戦することが決定した。ゲームキャプテンを務めるCB山本凌(3年)は、昨年の大会にも出場している相手に対して「胸を借りるつもりで戦って行きます」と気合を入れた。

チームを率いる萬場努監督は「夏に練習試合をさせてもらった。サイズもあって技術も高い印象。一回戦から気の抜けないかなり厳しい試合になるんじゃないかなというのが率直な印象」と語った。

インターハイを制して、追われる立場になった。山本は「周りからの見る目も変わって、(相手は)チャレンジャーとして(立ち向かって)くる。自分たちのスローガンも『挑戦』。自分たちも待ち構えるのではなく、チャレンジャーとして戦いたい」と思いを明かした。

ハードワークと総合力がチームの武器。優勝したインターハイでは、自分たちよりもうまく、強い相手がいたことを実感したといい、その後も慢心することなく、高い基準で練習を積んできた。目標は夏冬連覇。「自分たちの目標は日本一で変わってない。もう1回、選手権で日本一なれるように、あと一カ月あるので、チーム全員が1カ月で成長できるように頑張りたい」と力を込めた。

【対戦一覧】全国高校サッカー選手権、組み合わせ抽選決定 開幕カードは早稲田実ー広島国際学院