北海道コンサドーレ札幌DF田中駿汰(26)が3日最終節ホーム浦和レッズ戦(札幌ドーム)でJ1リーグ戦全試合先発を達成する可能性が高い。1日、会場での練習でフルメニューを消化。ミニゲームでは主力組に入った。今季チームで唯一全33試合で先発しており、1試合のみ後半途中で負傷交代するも、残りはフル出場。チーム最長の2941分プレー。完走を目前にして「シーズン前から目標にしていた」と充実感を漂わせる。

達成すればプロ4年目で自身初。21年は1試合のみ欠場して逃した。ルーキーイヤーから毎シーズン30試合以上に出場するタフさが持ち味。長期離脱する大ケガは経験がない。5月19日京都戦で右足首を痛め、今季唯一途中交代したが、8日後の名古屋戦には復帰した。「元々ケガしないタイプなので、頑丈に産んでくれた母親に感謝」と笑った。クラブのJ1リーグ戦全試合出場は過去3人。フィールドプレーヤーでは、18年に全試合フル出場したDF進藤亮佑以来5年ぶり、史上2人目の記録となる。

チームが特別な思いを持って臨む戦い。今季限りで現役を引退するMF小野伸二のラストマッチだ。「絶対勝利で伸二さんを送り出したい」と意気込む。「どのタイミングで出るかわからないけど、多分出ると思う」と、天才の最後のプレーに期待する。そのピッチにはもちろん自身もスタートから立ち、一緒に笑ってフィナーレを迎えるつもりだ。

 

◆札幌のJ1リーグ戦全試合先発 過去3人が達成している。当時Jリーグだった98年にGKディドが全34試合フル出場を記録。20年後の18年にGKク・ソンユンとDF進藤の2人が達成した。ともにフル出場でプレー時間3060分。MF、FW登録では、まだ達成者はいない。