第102回全国高校サッカー選手権が12月28日に開幕する。2年ぶり14度目出場の静岡学園は、29日の1回戦で明徳義塾(高知)と対戦(埼玉・浦和駒場スタジアム、午後0時5分)。日刊スポーツ静岡版では「静岡学園 4年ぶりの全国制覇へ」と題して、チームの顔触れを連載する。

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DF井口晴斗(3年)はフットサル仕込みの足技でチームに貢献する。身長は171センチ。センターバックでは小柄だが、弱点をカバーする武器がある。「自分の特徴は両足のキック精度」。最終ラインから攻撃の組み立てに参加し、精度の高いパスでリズムを作る。小学校6年までサッカーと両立してきたフットサルで磨いた足元の技術が生かされている。

狭いコートで行うフットサルは常に相手のプレッシャーを受けた中でプレーすることが多い。井口は「相手との距離感や圧力はサッカーの方が余裕がある」。ハイプレスにも動じない落ち着いたプレーが評価され、1月の新人戦からレギュラーに定着。県総体前に左肩を脱臼して一時は戦列を離れたが、復帰後は再びスタメンの座を勝ち取った。

兄の井口凛太郎(22)はFリーグのシュライカー大阪に在籍。今年9月にはフットサル日本代表候補合宿にも参加した。井口は「兄の影響で僕もサッカーを始めた。今でも尊敬しているけど、1番負けたくない存在」と話す。自身も高校卒業後はフットサルに転向する予定で、今夏の全日本大学フットサル大会で連覇した大阪成蹊大に進学する。全国選手権は「サッカー選手」として臨む最後の大会。「自分の特徴を出して、悔いのないプレーをしたい」と力を込めた。【神谷亮磨】

◆井口晴斗(いぐち・はると)2005年(平17)5月23日、大阪府生まれ。小1から梅南SCでサッカーを始め、中学時代は大阪東淀川FCでプレー。家族は両親、兄、姉。171センチ、65キロ。右利き。血液型O。