サッカー天皇杯決勝が今日9日、国立で開催される。3大会ぶり2度目の優勝を目指す川崎Fと、11大会ぶり4度目Vを狙う柏が激突する。ともにリーグ戦は上位争いに絡めずも、カップ戦では強さを発揮。頂点を争う舞台まで駒を進めた。柏の井原正巳監督(56)は8日の最終調整後にオンライン会見し、総力戦でのV奪取に自信を示した。

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最終節でJ1残留を決めた井原監督は、総力戦を強調した。DFジエゴが前戦の名古屋戦の退場で出場停止。今夏加入のDF犬飼、MF山田雄は前所属で天皇杯に出場しており、規定でピッチに立てないが「誰が出ても総力戦で、積み上げてきたものを出してくれる」と自信をみせた。

戦力的には厳しい状況も、クラブには主力を欠く中で優勝を遂げた歴史がある。12年度の天皇杯決勝は、エースの工藤壮人さん(故人)が出場停止。守備の要のDF近藤も負傷で欠いたが、G大阪を1-0で下した。13年ルヴァン杯決勝では主将MF大谷ら主力5人が出場停止などで不在も、浦和に1-0で競り勝った。指揮官は「チャンピオンの経験は相手が上。自分たちはチャレンジャーの気持ちで戦っていく」とキッパリ。残留争いから、頂点に駆け上がる準備はできている。