関西の雄、近江(滋賀)がインターハイ4強の日大藤沢(神奈川)をPK戦で退け、3回戦へと駒を進めた。

立ち上がりは日大藤沢が地元の声援を背に主導権を握った、前半6分に先制点が飛び出す。U-17ワールドカップ(W杯)日本代表のMF布施克真(2年)が幸先良くゴールを奪った。左サイドから出たクロスボールに右サイドから走りこみ、右足で押し込んだ。

インドネシアで開催されたU-17W杯があったため、11月の県大会準決勝、決勝は欠場。ただ、その世界舞台では出場機会がなく悔しさを抱えていた。その鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように、ピッチで喜びをあらわにした。

これで勢いづいた日大藤沢が攻勢をかけた。前半33分には、この日は1トップで起用されたMF諸墨清平(3年)が左サイドを突破し、左足でシュート。ゴールバーをたたき、ゴール真下ではずんだ。追加点とはならなかった。

後半に入ると、関西プリンスリーグ1部で今季2位の実力校、近江が反撃に出た。13分、MF鵜戸瑛士(3年)がゴール前やや右からエリア内へ浮き球のパスを送る。両選手が競ったボールが左奥へ流れたところでMF山門立侑(3年)が受け、右足で対角のゴール右隅へと蹴り込んだ。1-1の同点となった。

流れは近江に傾く。3分後にはカウンターから左サイドを抜けたFW小山真尋(3年)がシュート。わずかにゴール右へと外れ、勝ち越しとはならなかった。

日大藤沢は後半25分、布施に代えてFW山上大智(3年)を投入。ベンチスタートとなっていたエースストライカーを勝負どころで起用した。

両者譲らぬ一進一退の展開が続く中、後半39分に近江が絶好の決定機をつくった。カウンターからゴール前のFW山本諒(3年)へスルーパスが通る。ゴール左を狙って転がしたシュートは枠を外れた。

逆にアディショナルタイム。日大藤沢は左サイドからMF安場壮志朗(3年)がゴール前へロングボールを入れると、FW山上が頭で合わせた。しかし、これもわずかにゴール右へ外れた。このプレーとともに前後半80分が終了した。

PK戦。近江GK山崎晃輝(3年)が、日大藤沢は1人目の宮崎達也(3年)のキックをセーブするなど大活躍。4-3で制した。

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