東京ヴェルティが横浜F・マリノスの開幕戦で、先制した。京都サンガF.C.から期限付き移籍で加入したU-23日本代表候補MF山田楓喜(22)が直接FKを決めた。

1993年のJリーグ開幕戦の再現カード。新しくなった同じ国立で開催され、多くの寒い雨の中、多くのサポーターが詰めかけた。

下馬評を覆す先制劇となった。昇格組の東京Vが、昨季2位の横浜から先手を取る形でゲームが動いた。前半3分、背後を突いたFW木村勇大が、東京V下部組織育ちの相手GKポープ・ウイリアムに倒されてペナルティーエリア右角付近でFKを獲得。その後、VARの結果、ポープのハンド判定に変更となり、ボールのセットポジションが約2メートル前進した。同7分、丁寧にボールを置いた山田楓が、短い助走から左足でゴール右隅に突き刺した。強烈な一撃で、93年と同じく、先に東京Vに歓喜が訪れた。

【動画】伝統の一戦は東京Vが先制 新加入・山田が挨拶代わりの直接FK