東京ヴェルディと横浜F・マリノスによる伝統チームによる国立開幕戦は、横浜が劇的勝利を収めた。前半7分に東京VのMF山田楓喜が鮮やかなFKを直接決めると、横浜は後半44分にFWアンデルソン・ロペスのPKで追いついた。さらにロスタイム3分、DF松原健のゴールで勝ち越した。

東京V城福浩監督(62)は失点シーンの判定について素直な思いを明かした。

敗戦について、自身の責任だといいつつ「失点のところは、VARという単語があるので、私は言いませんけれども、自分たちから見たら、非常に難しい、厳しいジャッジかなと、いくつかの場面で、開始直後も含めて、そこは正直に思います」と悔しがった。

得点場面の直前には相手GKがペナルティーエリア外でハンド。2失点目の直前には、DF翁長聖が得点を奪った相手DF松原健と接触しているように映るシーンもあった。

それでもこの敗戦をむだにしないために、ベクトルを自分たちに向ける。「2失点したという事実は、レフェリーのジャッジがどうとか関係なくある」とうなずき、次を見据えた。

93年J元年の伝説の一戦再び 横浜が終盤逆転で開幕戦勝利 東京V善戦も及ばず/ライブ詳細

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