セレッソ大阪の元日本代表MF田中駿汰(26)が、3月2日のアウェー鹿島戦で今季初勝利を誓った。

C大阪は現在、リーグ戦での対鹿島戦は13試合未勝利(2分け11敗)と苦手中の苦手。最後に勝ったのが17年4月8日のアウェー戦だった。

ホームでは11連敗中の天敵とは、今回は6戦未勝利(2分け4敗)のアウェー戦となり、7年ぶりの白星となれば、チームの今季初勝利となる。札幌から新加入した田中は、その情報も頭に入れて「中盤のセカンドボールを、どれだけ自分たちがものにできるかが大事」と話した。

前所属の札幌も鹿島を苦手にしており、田中がプロ1年目の20年にアウェー、ホームとも勝利したが、その後は2分け4敗。

その6試合で14失点しており、守備の要だった田中は「苦手といえば苦手だった。アウェーで勝ったのは1年目の1回だけ。それ以外では結構、ボコボコ負けのイメージがある」と言いつつ、「だから、いいんじゃないですか。苦手と分かった上でやるんで、割り切ってやれる」と、いい意味での開き直りもある。

札幌では3バックの右を任され、C大阪ではアンカーという中盤の底の大役を担う。24日のFC東京とのJ1開幕戦では、2-2のドローに終わったものの、先発した背番号10はCKから一時は勝ち越しヘッドを見舞うなど、新天地デビューは収穫大だった。

「自分はアンカーで出ているが、得点やアシストを狙っていきたい。セットプレーで得点できるのは強いチーム。相手に脅威を与えられるような立場になっていければ」

札幌時代は積雪の事情があり、開幕前、開幕後も沖縄や九州をキャンプの拠点にすることが多く、新天地の大阪では自宅から練習や試合に通える環境が恵まれていると感じている。

「これが当たり前なんでしょうけど、札幌では開幕が終わって、またキャンプをしていた。この日程しか僕は知らなかった。札幌は今も(熊本で)キャンプ中なので、大変な中での気持ちは分かる」

この日の公開練習には約450人のサポーターが訪れて、ファンサービスデーとして初めてサインや写真撮影で交流を深めた。「たくさんの方が来てくれていたのでありがたい」。デビュー戦でゴールし、次は苦手鹿島から今季初白星をつかみたい。