浦和GK西川周作(37)が、なでしこジャパンの守護神GK山下杏也加(28=INAC神戸)の「1ミリセーブ」を絶賛した。

山下はパリオリンピック(五輪)アジア最終予選・北朝鮮戦(2月28日、国立)で、1-0の前半45分、相手のシュートをあきらめずに右に飛び、ゴールライン上でぎりぎりで防ぐビッグセーブ。パリ切符へ貢献した。

西川は山下のプレーに「見ましたよ。素晴らしいですね」。続けて「諦めなかったことがポイントで。最後の1歩で踏み込めたという。あの1歩はなければ届いていなかったと思いますし。いつも、僕たちもジョアン(コーチ)から、ラインを割るまでは絶対にあきらめるな、と言われている。ああいうプレーを見るとワクワクする。山下さんのプレーにはいい影響を与えてもらった」と話した。

山下本人は「いい姿勢だったので間に合った」と話しており、西川も同じGKとして「姿勢も低かったし。高ければあの1歩は出なかった。体勢が良かったと思います」と見解を述べた。【岩田千代巳】