ヴィッセル神戸がFC東京に逆転勝利し、今季2勝目を飾った。
攻撃陣に負傷者が続いている神戸は、FW宮代大聖(23)、MF武藤嘉紀(31)、広瀬陸斗(28)が今季初先発。その神戸が序盤からチャンスを得た。
前半5分、宮代のシュートがDF森重真人(36)の腕に当たったとビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で判断され、PKを獲得。しかし昨季得点王のFW大迫勇也(33)がキック直前に足を滑らせて、ボールはゴール右へ大きく外れた。
試合が動いたのは後半5分。右CKからのこぼれ球をMF小泉慶(28)が低く抑えたシュートをゴール左に突き刺し、FC東京が先制した。
先手を許した神戸だったが、ここから攻撃が活性化。同12分には今季初先発の3人がFC東京守備陣を崩した。武藤が左サイドの広瀬につなぎ、深い位置からのクロスを入れると、走り込んだ宮代が頭で合わせ、ゴール右に決めて早々に同点に追い付いた。
勢いに乗る神戸は、同25分に広瀬浮き球のパスに宮代が抜け出し、FC東京DFエンリケ・トレヴィザン(27)に倒されてFKを獲得。新加入コンビでトレヴィザンの一発退場も誘発して得たFKのチャンスを得ると、同29分にエース大迫がゴール左上に決める見事なキックで逆転弾を決めた。
前節はホームで柏レイソルに敗れた神戸だったが、優勝した昨季同様、連敗しない強さを発揮してアウェーで勝ち点3を獲得した。