サッカー日本代表で3度のFIFAワールドカップ(W杯)に出場した本田圭佑が25日、過去に何度も主役となった埼玉スタジアムでスーツ姿で会見した。

自身が昨年立ち上げた、新たな子どもたち向けのサッカー大会、U-10(10歳以下)を対象としていた「4v4」の2シーズン目の展開について説明する場を設けた。

本田発案の新大会は、昨年末に日本一を決める大会を行うなど、初年度から盛況だった。

昨年末には独自ルールの大会に、新カテゴリーを加えて拡大することを宣言していたが、この日あらためて、U-12(12歳以下)の新たな世代にも、挑戦の場を設け2カテゴリーで行うことも明らかにした。

本田は「まず、U-12をやるかどうかは、すごい議論がありました。U-12は全国大会が存在しています。やるかどうか、悩みました」としつつ、「より(11人制)サッカーの方にも能力を生かせるんじゃないか。やる限りはトップを目指してほしい。一発勝負ではなく、何度もチャレンジすることで全国大会に出られる唯一の大会。ぜひ、全国大会目指して頑張ってもらいない」と呼びかけた。

昨年末の全国大会では、本田も優勝チームと対戦した。「子どもたちに無敗の僕のキャリアに傷がつくところだった(笑い)」とそのレベルの高さを痛感したようで、4月にスタートする2シーズン目にも大きな期待を寄せた。