ガンバ大阪のDF黒川圭介(27)が13日、新たな1年を迎え勝利への渇望と、さらなる成長を誓った。

チームは大阪・吹田市内の練習場で非公開練習。翌14日のサガン鳥栖戦(パナスタ)に向けて調整した。この日は黒川の27回目の誕生日。チームメートからのプレゼントを抱えてクラブハウスから登場し「ちゃんと覚えてもらえててうれしいです」と笑顔を見せた。

節目の1日に、これまでと今後について聞かれると「プロに入って2年目までは苦しんで、3年目からようやくシーズン通して試合に出ることができて、そこからけがもなくやれている。ここからもう1段階、(チームを)上位争いさせたり、タイトルをもたらすとかクラブを(引き上げたい)。個人では代表に入っていくとか、そういったところに入っていければいいキャリアになっていくと思う」。左サイドバックのレギュラーとしてだけでなく、チームの中心的存在として活躍し、日の丸を背負って戦うことを目指す考えを明かした。

ここ3試合ノーゴールのチームに満足はしていないが、自分たちの戦い自体には手応えを感じており、続けていくことが重要だと考える。「点が取れてないっていうところは明確な課題。ただ悲観しすぎるのもよくない。今はいい内容でサッカーができているので、それを出しながら結果を出すことに集中して戦いたい」。27歳初戦でも左サイドを活性化し、チームを好転させる。【永田淳】