ヴィッセル神戸がFC町田ゼルビアとのアウェー戦を制し、3試合ぶりの白星を手にした。

神戸は7日の横浜F・マリノス戦で右足首付近を痛めて交代したFW大迫勇也(33)がメンバー外となったが、大卒ルーキーのMF山内翔(かける、22)が初先発のチャンスを得た。

序盤は町田が神戸陣内にボールを送って押し込む展開。前半9分にはFW藤本一輝(25)が高い位置でボールを奪い、決定的なシュートを放ち、同13分には神戸DFが処理をミスしたボールを拾ったMF仙頭啓矢(29)がゴールに迫った。それでも粘り強い対応で守る神戸が、徐々に押し返すようになった。

神戸は同22分に縦パスに抜け出したFW佐々木大樹(24)がダイレクトシュートを放ち、同27分には左サイドのFKからFW武藤嘉紀(31)がドンピシャヘッド。同43分、44分にも佐々木が果敢に町田ゴールに迫ると、同45分に均衡を破った。FW宮代大聖(23)の強気なドリブル突破からチャンスを作り、武藤のシュートのこぼれ球を左から山内が狙いすましてゴール右上にシュート。これがネットを揺らし、先制して前半を終えた。

後半の神戸は縦への素早い攻撃とボールを回しながら前進する形を使い分けながら時間を進めた。後半4分に武藤と佐々木で右サイドを崩した場面はシュートまで持ち込めなかったが、その後の町田の攻撃もGK新井章太(34)を中心に粘り強く守り、1点リードを維持。同44分にはDF初瀬亮(26)の左CKから武藤が左足で蹴り込んで、試合を決定づける2点目を決めた。

10分間のアディショナルタイムには町田DFドレシェビッチ(27)に1点を許したが、最後は町田の猛攻を耐え抜き、神戸が勝ち点3を獲得した。

【J1スコア速報】はこちら>>