湘南ベルマーレは、パリオリンピック(五輪)に届かなかったMF田中聡(21)の1得点1アシストなどで浦和レッズに逆転勝ちした。

五輪の夢が絶たれた悔しさをぶつけた。中盤の底で先発した田中は前半32分、ペナルティーエリア内でMF山田のパスに抜け出し左足シュート。先制点を呼び寄せた。一時は逆転を許したが、後半45分に18歳FW石井久継のリーグ初得点で同点に追い付くと、後半追加タイム。田中のスルーパスからFWルキアンが決勝点。浦和のホームで劇的な逆転勝利を収めた。

パリ五輪世代で、五輪は大きな目標だった。だが、6月の米国遠征は選外。パリ五輪のメンバーにも選外になった。「本当に行きたかった。現実的に、発表の前から、多分入らないな、と自分の中では思っていた。でも、いざ選ばれなかったら、やはり悔しくて…」。

浦和にはパリ五輪の日本代表DF大畑歩がいた。「絶対に負けたくない」。持ち味のボール奪取に加え、広い視野で縦パスを差し、チャンスとあらばゴール前に顔を出す。自身の持ち味を存分に発揮した。

田中は「自分が(チームを)引っ張っていかないと行けない立場。今日は味方に助けられた。自分はもっと、ミスを減らして決定的な仕事をしないと」と自身の責任感を口にした。

次に目指すのはA代表だ。「オリンピックに行く選手よりも先にA代表に入りたいという思いもある。そのためにも、細かいところを改善して、アピールしていければ」と反骨心を掲げた。

【動画】諦めない気持ちが逆転ゴールを生み出す! 湘南田中聡のパスに反応したルキアンが逆転弾