残留争いの渦中にいる柏レイソルは、敵地で4位の鹿島アントラーズに引き分け、連敗を3で止め貴重な勝ち点1を手にした。

直近2試合は立ち上がりに失点して守備の緩さが顕著だったが、この日は違った。4-4-2のブロックを固め鹿島に有効な攻撃を許さず、相手の裏抜けも、DF陣がラインをコントロール。4本のオフサイドを取った。

最大のピンチは、後半42分の鹿島FW鈴木優磨のシュートだった。柏はDF犬飼智也が渾身(こんしん)のブロックで防ぐと、思わずガッツポーズ。「中のコースを消して、打たせるタイミングで足を出す。完璧な対応だった」と胸を張った。

組織的守備を最後まで集中を切らさず、5試合ぶりのクリーンシート。「これをベースにしないといけない。今日みたいな試合をすれば勝ち点を拾える」と手応えを口にした。

前節は降格圏のジュビロ磐田に立ち上がりに失点し黒星を喫していた。「みんなから、あんなゲームは最後にしないといけないと声が出ていた」。鹿島戦に向けた練習では、守備の細かい部分を再確認。うまくいかない部分は、コーチも含めて話し合いをし、準備を進めてきた。

「練習からお互いが要求し合うことが、やっと出てきた。切羽詰まった状況になってからという形にはなったが、これをスタンダードに、求め合える集団になるいいきっかけになった」と手応え得た。【岩田千代巳】