今季限りで退任する川崎フロンターレの鬼木達監督(50)が6日、神奈川の川崎市・麻生グランドで取材に応じ、最終節のアビスパ福岡戦(8日、U等々力)への思いを明かした。

8シーズン率いて7冠など輝かしい功績を残した名将のラストマッチ。この日のトレーニングを終えて「(練習も)あと1日か」とカウントダウンをかみしめたという。選手たちも「オニさんのために」と最終戦へ士気を高めており、公式戦5試合負けなしとチーム状態は上向きだ。直近3試合は複数得点での勝利が続いている。

鬼木監督は「とにかく自分たちらしく戦おう、と話をしました。ここ数試合、複数得点…3、4、5点といろいろな形で点を取れている。それが自分たちらしさ。そういうものを最後の最後まで攻撃スタイルを貫いてやろう、と話をしている。自分自身もそういうつもりでやりたい」と意気込みを語った。

同じく退任が発表されている福岡の長谷部茂利監督(53)は、指導者プロライセンスコースの同期だった間柄で親交も深い。「感慨深いものはやっぱりあります」と言いつつ、矢印は自分たちに向けている。「ここ数週間、今日のトレーニングもそうですけど『チームに何が残せるか』とずっとやってきているので、福岡とか、ハセさんとかではなく、自分たちというところでやっていきたい」と力を込めた。【佐藤成】