川崎フロンターレは5日、川崎市内で次節アビスパ福岡戦(9日、U等々力)に向けて調整した。
U-20日本代表DF土屋櫂大(かいと=19)がギラついている。7月20~30日まで、U-22日本代表としてウズベキスタン遠征に参加。ロサンゼルスオリンピック(五輪)を目指す日本代表を指揮する大岩剛監督の初陣で、9月に控えるU-20ワールドカップ(W杯)チリ大会に向けた戦力確認の場に招集された。
川崎Fの下部組織から今季トップ昇格したルーキーは、第2戦の同ウズベキスタン代表戦にフル出場を果たし、無失点の勝利に貢献した。「自分的には守備でも攻撃でも良いところを出せた感覚が強かった。自分の長所を出せました」とうなずいた。
ロサンゼルス五輪世代のU-20日本代表は船越優蔵監督がU-20W杯まで率いるため、大岩監督の指導を受けるのは初めてだった。すでにリーグ戦デビューを果たしたクラブの有望株は「1人1人のタスクが求められている中で、自分の長所を出せるかというのが大岩さんが求めることだった。ラインコントロール、球際やゴール前のところとかいろいろなタスクの部分は要求されました」。
他のメンバーに比べると、自身はU-20日本代表の常連組といえる存在だったが、現時点で本大会メンバー入りは不透明な状況。「アピールしないといけなかったので、リーダーシップを発揮しながら、誰よりもギラギラしていたつもりです」とハングリーに戦った。
まずは自チームで活躍することが、U-20W杯切符獲得への近道だと信じている。高井幸大やアイダルといった同じセンターバック(CB)が海外へ移籍し、車屋紳太郎は負傷離脱中。「常に準備はしていますし、チャンスが来たときにつかめるか。本当にちょっとの世界なので、チャンスがくるまで努力してきたとき120%の力を出せるように努力したい」と鼻息荒くその時を待つ。
チームは手薄の最終ラインにクロアチア代表経験のあるフィリップ・ウレモビッチを補強。土屋にとっては、強力なライバルが出現した。「新しく来た選手よりもアピールしないと自分が出られない。より一層1回1回の練習でギラギラしないといけない刺激になるし、負けていられない」。まだともにプレーした回数は少ないが、そのわずかな時間ですごみは感じた。「球際でつぶす部分だったり、ファイターな部分は今までフロンターレにあまり見ないような選手。自分も負けていられない。盗めるものは盗んで、自分の成長にプラスにしていきたい」と吸収していく。
チームは夏季中断を経て、3週間ぶりのリーグ戦。その間に代表活動で実戦経験を積んだ土屋が上位浮上のキーマンに名乗りを上げる。【佐藤成】



