新進気鋭の“早川隼平記者”が、浦和レッズのルーキーDF根本健太(22)に突撃インタビューした。

18日、埼玉・大原サッカー場で行われた練習公開後のこと。最高気温35度の炎天下、取材エリアにやって来た19歳のMF早川は、ある記者から突然、録音機を備え付けた棒を渡された。

「え、何を聞けばいいんですか?」

戸惑いながらも、取材エリアに姿を見せていた男の前へ。

「根本選手、お話よろしいでしょうか?」(早川)

年齢では3つ下も、プロキャリアは1年長い早川の突撃取材に、根本は「お前、こっち側(選手通路)だろ」と苦笑いで対応した。

流通経大時代に浦和の特別指定選手となった後、今季から加入した根本。9日のリーグ横浜FC戦で途中出場し、J1デビューを飾った。順調だが「今、メンバー入りできていることはチャンスだけど、スタメンで出ることが一番の目標なので。まだ満足していない」と19歳の“記者”に、強気に答えた。

しかし、早くも質問のネタが尽きたのか。1、2問程度と、あまりにも短すぎるインタビューとなった早川は周りの「記者」から「え、終わり?」と突っ込まれた。「もうちょい、もうちょい」と背中を押されながら、質問をひねり出す。追加で聞いた(聞かされた?)のは、次節22日、アウェー柏レイソル戦のイメージだった。

前回3月2日のホーム戦は0-2で敗戦。元指揮官のリカルド・ロドリゲス監督が率いて一時は首位に立ち、現在もリーグ3位と今季充実の相手に対し「イメージか…。むずくね?」と根本。早川“記者”も、いきなり強気にグイグイ迫った。

「分かるだろ、試合を見て」

すると、根本から「次の柏戦に勝てれば、優勝争いもできる。苦手意識を持たずに戦えたら」との熱い言葉を引き出してみせた。

インタビューを終え、早川は「質問って難しいですね」と照れ笑い。ともに上位撃破への思いを共有するとともに、うだるような暑さの中、選手にも報道陣にも笑顔の花が咲くワンシーンとなった。【泉光太郎】