Y.S.C.C.横浜(YS横浜)がホームでミネベアミツミFCに1-0で競り勝った。
拮抗(きっこう)した展開が続いた中、後半44分にFW比嘉虎頼(21)が決勝点を挙げた。MF田場ディエゴのドリブルで持ち込み中央へパス。MF菊谷篤資がワンタッチでスルーパスを通すと比嘉が左足で流し込み、今季3点目。土壇場で決勝点を挙げた。
3試合負けなしで勝ち点24とし、横河武蔵のFCを抜いて14位に浮上した。
殊勲の比嘉は「厳しい時間があったんですけど、守備陣が守ってくれたので決めなきゃいけないと思っていた。最後に決められ勝利を挙げられて良かったです」。前半からスピードに乗ったドリブル突破を披露していただけに、意地のゴールだった。
比嘉は神奈川・三浦学苑出身。国際武道大へ進学したが、プロサッカー選手になりたいとの思いが強まり中退。YSCCセカンドに所属し、そこから今季になってはい上がってきた選手。本来なら大学4年生を迎えている年だった。
前節のクリアソン新宿戦でGKとの1対1を外し、結果的にチームは2-2のドロー。その悔しさから1週間、徹底的にシュート練習を繰り返した。「自分だけでなく教えてくれた人たちのゴールです」と喜んだ。
夏場から出場機会を得るようになったが、それまでは居酒屋でもアルバイトをしていた苦労人。「試合に出るようになってからは、サッカースクールのコーチだけにとどめています。体がめっちゃきついので」と言って笑った。
昨季まではJ3。それが今季はJFLからの降格危機にもさらされている。ひとまず降格圏からは脱出したが、14位と厳しい立場に立たされている。
残り5試合に向け「全部圧倒して勝つくらいにやりたい」と意気込む。そして「J3時代には何連勝というのもあった。そういう強いYSCCを取り戻したい」と誓った。



