J2で7位のジュビロ磐田は勝つために全てを出し尽くす。

29日の今季最終戦はアウェーで鳥栖と対戦する。J1昇格プレーオフ(PO)圏内の6位仙台とは勝ち点1差。勝つことで逆転でのPO進出の可能性が出てくる。安間貴義監督(56)は「勝たなければいけないので、あるものは全部出して、あとは信じて戦うだけ」と強い決意を口にした。

万全を期してピッチに送り出す。本来のアウェー戦は試合前日に現地入りするが、今回は2日前の移動も検討している。指揮官は「移動も長いので、そこは考えないと」と強調。前倒しで敵地に向かい、コンディション調整に励む可能性が高い。

勝つためには手段も選ばない。ホーム最終戦となった前節山形戦は2度リードされる展開からドローに持ち込んだ。1点を追う試合終盤はロングボールを多用したパワープレーを徹底。泥くさい戦い方もオプションの1つになっている。同監督は「本当はパワープレーはやりたくないけど、相手のウイークを突くのもプロだと思っている」と、出し惜しみはしない。

昨年12月の最終節では敵地で鳥栖に敗れ、4度目となるJ2降格の屈辱を味わった。13年11月にもアウェーで鳥栖に屈し、クラブ史上初のJ2降格を経験している。苦い記憶が残る「因縁の地」で三たびクラブの命運が決まる。主将のGK川島永嗣(42)は「どんなに悪い印象があっても、少しのことで印象は変わる。自分たち自身で変えられるようにやるだけ」と勝利だけを見据えた。【神谷亮磨】