全18節のリーグ戦が開幕し、5試合が行われた。1年でのプレミアリーグ復帰を目指す静岡学園は、ホームで愛知県1部リーグから昇格した愛工大名電に6-1で快勝。副主将を務めるFW坂本健悟(3年)とMF松永悠輝(3年)がそれぞれ2得点の活躍を見せ、チームをけん引した。11日に行われる次節はアウェーで三重と対戦する。

◇    ◇    ◇

プレミアLからの降格が決まった昨季最終節から約4カ月。静岡学園が、ゴールラッシュで再起の1歩を踏み出した。川口修監督(52)が「最初の試合でどうなるかと思った」と話すなど、独特の緊張感が漂った開幕戦で昇格組の愛工大名電に6発快勝。選手たちの表情には安堵(あんど)の笑みが広がった。

副主将の2人が立役者となった。まずは、前半2分。FW坂本がPKのキッカーに名乗り出る。右足から放たれたボールは、GKに触られながらもゴールに転がった。「少し危なかったけど、決められてチームとしても良い流れになった」。硬さを取り除く今季1号で自身も乗った。後半41分には、こぼれ球を押し込んで2点目。ストライカーの役割を果たした。

“相方”の活躍に松永も奮起した。後半20分、32分といずれもゴール中央でCKに反応して頭で2発。勝利を決定付けた。先制のPKも自身のドリブル突破から獲得。「勝たなきゃいけないというプレッシャーもあった。2得点はうれしい」と白い歯を見せた。

昨季、主力として降格を味わった2人は「毎試合、ゴールを取りたい」と口をそろえる。その決意を結果で体現。指揮官も「9番(坂本)、10番(松永)が結果を残した。課題はあるけど、初戦としては良かった」と及第点を与えた。

次節も昇格組の三重と戦う。松永は「もっと、自分のドリブルの形から仕事ができるようにしたい」と言えば、坂本も「判断の速さ、クロスの入り方も改善していかなければいけない」。目指すべきゴールは、プレミアL復帰。好発進にも浮かれず、表情を引き締めた。【前田和哉】