ベガルタ仙台ユース(宮城)は前橋育英(群馬)に1-4で敗れ、ホーム開幕戦を白星で飾れなかった。
序盤の好機を生かせず、後半7分までに4失点。このままでは終われない。後半18分、MF甲斐響太郎(16)からのパスに中央のMF菊池倖征(17)がミドルシュートを放ちネットを揺らした。後半から途中出場で存在感を示した菊池は「ゴールに対してアクションを起こさないとゴールは生まれないと思い、左足を振り抜きました」と、意地の1発だった。
昨年12月、8度目の挑戦となったプレミアリーグプレーオフでクラブ史上初昇格を果たし、今季からプレミアリーグに参入した。「去年の3年生も含め、置き土産として大きなものを与えてくれたので、自分たちが表現していかないと失礼だと思います」と菊池。この日も駆けつけたジュニアチーム、保護者らから大きな声援を受け「負けてしまいましたが、0で終わるのと1点取るのでは今後が変わると思う。みんなの思いを背負って1点取れたのは大きかった」と、プレミア初ゴールをかみしめた。
参入初年度の目標は3位以内を掲げる。昨年から指揮を執る加藤望監督(56)は「攻守でコントロールできるチーム」をコンセプトにチームを構築する。「いろいろなことをチャレンジできる場。厳しい状況でもどういう風に立ち向かっていくか、そこから何かを見いだしていく力強さをリーグを通してつけていきたい」と指揮官。チームの成長とともに、クラブの歴史を刻んでいく。【高橋香奈】



