19歳の時に女性宅で下着を盗んだとして住居侵入と窃盗の罪に問われた柏の元選手(27)の公判が16日、神戸地裁(奥山豪裁判官)で開かれ、検察側は懲役1年6月を求刑し結審した。判決は8月20日。

 検察側は論告で「被害者宅に残された遺留物のDNA鑑定結果から犯行は明らか。大胆かつ破廉恥な犯行」と指摘した。

 弁護側は最終弁論で「犯行時間や被害品に関する被害者の証言はあいまいで信用できない」と無罪を主張した。

 論告では、ヴィッセル神戸に所属していた2001年9月11日夜、神戸市西区の20代女性が住むマンションに侵入、下着3点や携帯電話などを盗んだとしている。

 元選手は昨年4月、初選出された日本代表候補の強化合宿に参加した直後、兵庫県警に逮捕され、起訴後、柏レイソルから契約を解除された。(共同)