<J1:G大阪1-2磐田>◇第3節◇25日◇万博

 G大阪がクラブ史上初となるリーグ戦開幕3連敗を喫した。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)も含めれば、今季公式戦5戦全敗。前半23分、スルーパスに抜け出したMF山本康裕(22)に先制点を許すと、後半15分にはFW前田遼一(30)にPKを決められ2失点。同39分に途中出場のFWパウリーニョ(29)のクロスをMF倉田秋(23)がG大阪復帰後初得点を頭で決め、1点を返したが、2点目が遠かった。

 セホーン監督は暗い表情で「選手全員が最後まで戦ってくれたことが大きな収穫だったと思う」と試合を振り返り「今の状況はG大阪にとって今までにないことだし、私のキャリアの中でも今までにない。ただ、まだ希望を持てるのは、選手たちが問題を修正して、前向きにやっているから。必ずこのチームは変っていく」と、必死に前を向いた。