神戸の日本代表FW大久保嘉人(26)が「清原魂」を継承する。清原氏引退から一夜明けた2日、「ニュースでしか見られなかったけど、カッコ良かった」と話した。

 今年の初め、飲食店で遭遇し交流が始まった。大久保は2月12日に右ひざ手術を受けたが、偶然にも昨年7月に左ひざ軟骨移植の大手術を受けた清原氏と同じ主治医。その担当医から、清原氏の壮絶な復活劇を伝え聞き「オレも足がつぶれるくらいまでやらんとダメだよね。W杯に行くためには、それくらいしないとね」と話したことがある。

 大久保の携帯電話には、清原氏と2人の写真がおさめてある。気持ちが沈んだ時には、常にそれを見て心を奮い立たせる。15日ウズベキスタン戦は大久保にとって、初の最終予選。4日京都戦で弾みをつけ、代表へと向かうためにも「(京都戦に)勝てればいい。そうすれば、勢いに乗れる」と前向きに語った。